人生論

人生はゲームみたいなモノ

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人生はゲームみたいなモノ

人生は悩むようにできている

人生はちょうど良いさじ加減で、悩むようにできてます。
もしプレステのゲームを買ってきて、一本道をまっすぐ進むだけで[Clear]と出て、エンディングが始まったら「何だこの糞ゲー」って言うことでしょう。
簡単すぎてもダメだし、難しすぎてもダメ。悩んで苦労して「あ!そうだ!」とクリアできたら「これは良い作品」と言われるのです。

人生は悩むようにできています。思うようにいかないことだらけです。

例えば仏教の教えはそういう世界観です。

【一切皆苦】(いっさいかいく)「すべてのことは苦である」
ここで言う「苦」とは「思い通りにならないこと」という意味です。
四苦八苦の四苦は「生老病死」のこと。思い通りにならない4つのこと。
さらに他の4つの苦があり、全部で8つの思い通りにいかないことが四苦八苦です。

上手く行かないのが当たり前です。
むしろ簡単に思い通りになってしまったらクソゲーなのです。

人生のゲームオーバー

人生にはいつか終わりが来ます。それはクリアできた時ではなく、命が終わった時です。

命が尽きたときに、画面に[GAME OVER]と出て
コントローラを持ってる自分が「もうちょっとでクリアできたのに!」と叫びます。

その後に「楽しかった!」と言うのか、「ムカムカする!」と言うのか、どっちでしょう。

前者と後者、同じゲーム展開でも感じ方は変えられます。
上手くいかないことを楽しむのか、上手くいかないことに腹を立てるのか。
クリアするよりも重要なのはそこです。

コンティニュー?

[GAME OVER]になった後、タイトル画面に戻ります。

スタートボタンを押せばまたゲームが始まりますが、押さなければ始まりません。
ただ、スタートを押せばまた思い通りにいかないことが始まるのです。それが産まれるということです。

あなたの今の人生は1回目かもしれないし、何十回目かもしれません。
確実なのは、わざわざ「思い通りにならないこと」を体験するためにスタートボタンを押したのです。

あなたの隣にいる人は

いまあなたの隣にいる人。
職場の人なのか、家族なのか、見知らぬおっさんなのかはわかりませんが
その人も今まさにゲームをプレー中なのです。当然すんなり上手く行きません。

上手く行かなくて当たり前なはずなのに、なぜか見ている側もイライラしてしまいます。

きっとイライラするときは「もっと上手くやれ!なんで上手くやらないんだ」と考えているのでしょう。
それも含めて、あなたの人生ゲームの中の演出なのです。せっかくなので楽しみましょう。

攻略本を見るかどうか?

もし、自分の人生の謎解き方法が書かれた攻略本が存在したら、あなたは見ますか?それとも見ませんか?
意外と「見たいけどもうちょっと自分で頑張りたい」と言う人が多いです。

なぜ?と理由を聞いてみると「簡単にクリアできちゃったらつまらないから」と言います。

全ての攻略方法を知るとつまらないかもしれません。でも今の悩んでるところのヒントだけを見ることも可能なのです。
それを「欲しい!知りたい!教えて!」と世界に発信するだけで、手に入るようにもできています。

いまあなたが読んでいるこのコラムもその1つです。
気をつけてください、簡単にクリアできてもつまらないですが、難しすぎてもつまらないです。
難易度調整するためにも、時々はヘルプを出してみてくださいね。

[GAME OVER]になったときに「楽しかった!もう1回!」と言える人生を送りましょう。
あなたはそれができる人ですから。

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